ArcadiaのDragonflyステージで、Evolution Wireless Digitalが優れたMCオーディオを提供
マーロウ(英国)、2024年7月 — 今年のグラストンベリー・フェスティバルでは、パフォーマンスアート集団「アーケイディア・スペクタキュラー(Arcadia Spectacular)」が、元海軍ヘリコプターや再利用機材を用いて構築された巨大な金属製の昆虫が特徴的な新ステージ「Dragonfly(ドラゴンフライ)」を披露しました。クリエイティブ・エンジニアであるバート・コール(Bert Cole)氏とピップ・ラッシュ(Pip Rush)氏によって設立されたアーケイディアは、2007年にグラストンベリーで初登場し、2014年からは専用エリアを与えられています。同集団は世界中の音楽フェスティバルや文化イベントを支援し、世界的DJから先住民族コミュニティ、さらには演劇・サーカス分野に至るまで、多様な才能を迎え入れています。この壮大なビジュアル演出を支えたのが、ゼンハイザーのEvolution Wireless Digital「EW-DX」システムであり、Dragonflyステージにクリアでディテール豊かなサウンドを届けました。
ゼンハイザーのビジネスデベロップメントマネージャーであるケビン・グウィザー=ブラウン(Kevin Gwyther-Brown)氏は、アーケイディアの華やかなショーに長年魅了されてきたと言います。今年初めにバート・コール(Bert Cole)氏と出会ったことをきっかけに、「グラストンベリーが近づくと、アーケイディアの新プロジェクトへの協力を打診されました。もちろん快諾しました。その後、アーケイディア副テクニカルマネージャーのジェイコブ・クンツラー=バート(Jacob Kuenzler-Byrt)氏を紹介され、追加サポートとしてゼンハイザーのテクニカルアプリケーションエンジニアであるマーカス・ブライト(Marcus Blight)氏も関わることになりました」と語ります。
ステージ設計では、MCが複数のポディウム(演壇)に立つため、広範囲なRF(電波)カバレッジが必要でした。ゼンハイザーはこれを踏まえて仕様を策定し、グラストンベリー会場内のアーケイディア・エリア全体をカバーするソリューションを提供しました。MM 445カプセルは、マイクがメインPAスピーカーの目の前で使用される可能性を考慮して選定されました。「最大の課題は、広いエリアでインイヤーモニターとマイクの両方に十分なカバレッジを確保することでした」とケビン・グウィザー=ブラウン(Kevin Gwyther-Brown)氏は説明します。
アーケイディアのレンタルパートナーであるAF Live社と協力し、EW-DX(MM 445カプセル装着)を4チャンネル、MC用フォールドバックとモニタリングに使用する2000シリーズIEMを6チャンネル提供しました。
マーカス・ブライト(Marcus Blight)氏は、AF Live社が配備できるよう、機材の仕様策定と準備を担当しました。「EW-DXは妥協のない音質、簡便なセットアップ、そして小型設計が特長です。アーケイディアのステージは昼夜を通して稼働するため、バッテリー稼働時間が重要でした。また、ハンドヘルド送信機の高い入力ダイナミックレンジにより、大音量のMCでも送信機が歪まないため、従来機で必要だった送信機感度の調整が不要でした。さらに、Sennheiser MM 445ダイナミックカプセルは非常に高い音圧入力に対応し、優れたハウリング耐性を備えています。ボーカルのニュアンスを正確に捉え、没入感を高めてくれました」と述べています。
AF Live社のディレクターであるポール・ローズ(Paul Rose)氏は、Dragonflyプロジェクトにおけるゼンハイザーの支援に感謝を表し「マイクはサウンドフィールドの中心部やDragonflyの頭部内部に設置されるため、非常に複雑なセットアップでした。我々は長年ゼンハイザー製品を使用しており、EW-DXとMM 445カプセルの組み合わせは、アリーナ全体で優れたボーカルの明瞭度を提供しました。さらに、2000シリーズIEMは、壮大な構造物の内部で演奏するアーティストにクリアなモニタリングを提供してくれました」と話しています。
「ゼンハイザーはDragonflyステージに大きく貢献してくれました」とジェイコブ・クンツラー=バート(Jacob Kuenzler-Byrt)氏は言います。「非常に大音量環境となるDragonflyの頭部内部でも、EW-DXとMM 445カプセルは優れた外来ノイズ排除と高い音質を両立し、私たちはとても感銘を受けました」
「アーケイディアおよびAF Live社との協業は、ライブパフォーマンスの可能性を押し広げる力を象徴しています」とケビン・グウィザー=ブラウン(Kevin Gwyther-Brown)氏は述べています。
アーケイディア・スペクタキュラーのディレクター兼共同創設者であるバート・コール(Bert Cole)氏も同意し、「この革新的なプロジェクトにおけるゼンハイザーのサポートには本当に感謝しています。技術面の支援によって、私たちは表現の限界を押し広げることができました!」と締めくくりました。