クライアント
アブダビのムサッファに位置するメリーランド・インターナショナル・スクール(Merryland International School)は、46年以上にわたり卓越した教育を提供してきた名門校です。未来志向のカリキュラムと高度なAVインフラを備え、革新的なテクノロジー主導の学習環境を通じて、生徒たちが成長できるダイナミックな環境を提供しています。
課題
2010年に開校した最先端のキャンパスには、同校の教育方針を支える高度なAVシステムが導入されています。校内の中心施設である講堂は、本格的な演劇公演から集会、ダンスプログラムまで、あらゆるイベントのハブとして機能しています。
しかし、長年使用してきた16チャンネルのアナログワイヤレスシステムは、キャンパスの拡張や周辺地域の開発に伴う電波(RF)干渉の増加に悩まされていました。音声のドロップアウトや利用可能なチャンネル数の不足は、音質や運用の柔軟性を損なう深刻な問題となり、既存システムと容易に統合でき、かつ干渉に強い拡張可能なソリューションへの更新が急務となっていました。
ソリューション
課題解決のため、同校はSennheiserの「EW-DX」ワイヤレスシステムを採用しました。システムの統合を簡素化し、将来にわたって高いパフォーマンスを維持できるよう、Dante対応のセットアップが選択されました。
【導入機器】
・EW-DX EM 2 Dante レシーバー × 16台
・EW-DX SK ボディパック送信機 × 32台
・EW-DX SKM-S ハンドヘルド送信機 × 8台
・MMD 935-1 BK ダイナミック・カーディオイド・カプセル × 8個
また、運用の柔軟性を確保するため、既存のアナログインフラも維持しながら新しいデジタルセットアップを並行して運用する「ハイブリッド環境」を構築。双方のメリットを活かした運用を実現しています。
導入効果 周辺に複数の学校が隣接し、ワイヤレス機器が乱立する厳しい電波環境にありながら、EW-DXはキャンパス全体で行われるすべてのイベントにおいて、安定したドロップアウトのないカバー範囲を提供しました。
その性能が真に証明されたのは、同校の大規模な演劇作品『The Saga of Simba』の上演時でした。明瞭度の向上とパフォーマーの動きやすさは、観客だけでなく技術スタッフにも強い感銘を与えました。
メリーランド・インターナショナル・スクールのエグゼクティブ・チェアマン兼COOであるアーロン・グランドン(Aaron Grandon)氏は次のように述べています。
「周辺地域の発展に伴い、以前のアナログシステムでは干渉が発生するようになっていました。さまざまな選択肢を検討した結果、信頼性、Dante統合、そしてチャンネルの拡張性を評価してSennheiserのEW-DXを選びました」
また、SennheiserのブランドパートナーであるVenuetech社のブランドマネージャー、アリス・マカルーソ(Alice Macaluso)氏は、「EW-DXのシンプルさと直感的なセットアップにより、導入件数が大幅に増加しています」と語ります。
未来を見据えた教育オーディオのスタンダード EW-DXシステムの導入により、同校は教育分野におけるオーディオの新たなスタンダードを確立しました。このハイブリッドシステムは、増大するイベントのニーズに応えるだけでなく、将来的なシームレスな拡張も可能にしています。
今回の導入事例は、UAE全体で進んでいる「シンプルでユーザーフレンドリーなオーディオソリューション」への移行を象徴するものと言えます。
詳細はメリーランド・インターナショナル・スクール公式サイト(
https://www.merrylandinternational.net/newsite/our-history/)をご参照ください。