クライアント
Fusion Digital(フュージョン・デジタル)社は、45年以上にわたりITおよびオーディオビジュアル(AV)ソリューションを提供してきたフルサービスプロバイダーです。中小企業からフォーチュン500に名を連ねる大企業まで幅広い顧客を持ち、卓越したカスタマーサービスと長期的な関係構築を重視する姿勢で、業界をリードする確かな信頼を確立しています。
課題
ニューヨーク州ライオンズに位置し、1854年に建設された歴史的建造物「ウェイン郡裁判所(Wayne County Courthouse)」内のパブリック・ディフェンダー事務所(公設弁護人事務所)では、ある大きな課題に直面していました。それは、19世紀建築としての歴史的な美観を完全に保ちながら、最新の音響技術を統合することでした。
精巧な装飾が施されたドームや荘厳な柱、複雑な天井デザインを持つこの空間は、郡の企画会議から委員会、立法セッションまで多目的に利用されており、あらゆるシーンに対応できる信頼性の高い高品質な音声カバレッジが不可欠でした。
これまでの環境では、老朽化したマイクによるポップノイズや静電気が頻発しており、聴覚障害者の方々への配慮(ADA対応)も不十分な状態にありました。
ソリューション
Fusion Digital社は、その精度、信頼性、そして迅速な対応力において定評のあるSennheiserをプロジェクトのパートナーに選定しました。Sennheiserの細部へのこだわりと、プロジェクト期間中の緊密なコミュニケーションにより、変化し続ける現場のニーズにもシームレスに対応することができました。
歴史的な審議室の各所には、美観を損なわないよう戦略的に20本以上のマイクが配置されました。
【導入機器】
・SL DW Table Stand 133 ワイヤレスマイクロホン
・E 965 有線マイクロホン
・MZH-3062 グースネックマイクロホン
れらの製品により、参加者が着席しているか起立しているかにかかわらず、部屋のクラシックな雰囲気を壊すことなく、極めて明瞭な音声を届けることが可能になりました。
導入効果
今回のアップグレードにより、ウェイン郡裁判所は、歴史的な佇まいはそのままに、最先端の音響性能を手に入れました。現在は、重要な公的会議においてシームレスでクリアな音声を提供しており、録音やライブ配信機能の追加によって、納税者に対する行政の透明性向上という目標も達成しています。
ウェイン郡のITディレクターであるマット・ユーリー(Matt Ury)氏は、次のように述べています。
「歴史的な空間での技術更新は大きな挑戦でしたが、細部まで行き届いた計画により、見た目への影響を最小限に抑えながら必要な機能をすべて実現できました。以前は音質が悪く、映像も見えにくい状態でしたが、Sennheiserの導入でコミュニケーションの質は劇的に改善されました」
また、Fusion Digital社の共同社長であるアリス・フェランティ(Alyse Ferranti)氏は、「Sennheiserの高品質な機材が、歴史的デザインの保存と機能性向上という困難なバランスを実現する上で決定的な役割を果たしました」と評価しています。
まとめ
本プロジェクトは、歴史的価値の保全と最新テクノロジーの融合が、いかに高いレベルで両立できるかを示す好例となりました。Sennheiserのソリューションは、ウェイン郡裁判所において、優れた音声品質と長期的な信頼性を提供し、地域社会にとって重要な公共空間を未来へとつなぐ架け橋となっています。