MO 2000 Set
Article No. 502184
光マイクロホンMO 2000セット
動作原理
光マイクロホンでは、LEDの光を光ファイバー・ケーブル経由で反射ダイアフラムに照射します(トランスミッター・オプティカル・ウェーヴガイド)。膜が光の一部をレシーバーのオプティカル・ウェーヴガイドに反射して送ります。ダイアフラムが音信号によって動くと、反射した光線の変位が生じ、その結果、より多量もしくは少量の光がレシーバー・ウェーヴガイドに集まります。レシーバー・ウェーヴガイドの終端で、フォトダイオードがさまざまに異なる光度を電気信号に変換します。
利点
光の原理がこの唯一無二のマイクロホンの原理であり、すなわちマイクロホン・ヘッドと電子機器類を互いに遠く離れた場所で使用することが可能です。
MO 2000 H音響光学マイクロホン・ヘッド(外径1/2")の部品はプラスティック素材でできており、ガスや塩、湿気や放射能が多い区域での使用に適しています。マイクロホン・ヘッドの部品はすべて、オプティカル・ウェーヴガイドも含めて、金属類を使用していませんから、電導性はありません。
用途
こうした特性から、光マイクロホンは他のマイクロホンには適さない場所での使用が可能です。
たとえば、光マイクロホンは爆発の危険がある環境での使用が可能で、天然ガスの産出現場におけるガス乾燥工場の音響モニター用として有用です(IAS MO 2000 SET)。この場合、規模が小さいため、他のモニタリング・システムには圧力低下としても警告としても現れないゆっくりとした漏れを、光マイクは“聞く”ことができます。
医療現場では、MRIでの使用に理想的です。たとえばMRIスキャン中の患者とのコミュニケーションの維持やMRIでのアクティヴ・ノイズ減衰に効果的です。光マイクロホンはスキャン結果の可視化処理を妨げることがなく、またMRI機器の中という強力な磁場による影響を受けることもありません。
測量においては、電界に影響を及ぼさないため、EMI/EMCラボでの使用に理想的です。 この場合、光マイクロホンはたとえるなら、“携帯電話についた耳”のような働きをいたします。
ほかにも検知不能の音響モニタリングの現場での使用が可能です。
スクロール先
スクロール先
主な仕様
- SN 比>50 dB(A) related to 1 Pa sound pressure