教育産業株式会社(KSG)は、映像・音響およびICTの分野で90年近い実績を持つリーディングカンパニーです。法人、教育機関、官公庁などに向けて革新的かつ先進的なソリューションを提供しており、体験型のショールーム「KSG Lab」を通じて製品の提案を行っています。
教育産業株式会社(KSG)は、映像・音響およびICTにおいて90年近い専門知識を持つ信頼ある企業であり、「KSG Lab.」というショールーム型の会議室群を運営しています。ここでは、顧客が最新のシステムを実際に体験できる環境が整えられています。
しかし、従来の会議環境にはいくつかの大きな課題がありました。ワイヤレスマイクの準備が煩雑で、話者同士でマイクを手渡す必要があり、会議の自然な流れが妨げられていました。遠隔会議では音声が不明瞭で、聴覚に課題を持つ参加者にとっては聞き取りが難しく、聞き返しが頻発し、会議の効率が低下していました。
よりシームレスでハンズフリーなソリューションを求めて、KSGはゼンハイザーを採用しました。2023年10月、KSGは本社の主要会議室であるRoom dB(超大型LEDディスプレイを備えたホール)とRoom Hz(多用途に対応した中規模ホール)に、SennheiserのTeamConnect Ceiling Medium(TCC M)およびTeamConnect Ceiling 2(TCC 2)を導入しました。
ダイナミックビームフォーミング技術により、天井設置型のマイクが話者を自動で検出・収音し、ハンドマイクは不要になります。統合されたTruVoicelift機能が、あらゆる声の音量を最適化し、会議室内外で一貫したクリアな音声を提供します。さらに、このソリューションは、ボタンひとつで会議室間の接続が可能となり、準備不要で効率的な会議運用ニーズに応えます。
導入の効果は大きく、会議参加者からは「まるで話者の口元にマイクがあるようだ」との声も上がっています。マイクの受け渡しが不要になったことで、議論の流れが自然になり、音の明瞭化により聴覚に課題のある参加者にも配慮された、よりインクルーシブな環境が実現されました。
このシステムを体験した多くの顧客が導入を決定しており、KSGでは今後さらに他の会議室への展開も検討しています。
システム・セールスエンジニアリング部の直江氏は、「会議室に入るだけで遠隔拠点と自動で接続される環境の実現を目指している」と述べ、情報システム室の小出氏は「このシステムにより、会議に関するストレスが大きく軽減された」と評価しています。
ゼンハイザーの先進的なシーリングマイクソリューションを戦略的に導入することで、KSGは長年の会議における課題を解決しただけでなく、効率的かつ高品質な現代の会議環境における新たなベンチマークを打ち立てました。