ゼンハイザーは、ハンドヘルド型ボーカル用ステージマイクロホンの性能と信頼性におけるリーダーです。e 945 や e 935 などのダイナミックマイクは、音の再現性と堅牢な構造により、ライブ用としてアマチュアやプロのミュージシャンの間で愛用されています。よく似た外見で、よく似た役割を果たしているため、この ２つのマイクはよく間違われます。しかし、この ２つには知っておくべき重要な違いがあります。
この全く異なる ２つのマイクロホンが、何故世界中のライブステージでファーストコールの選択肢となっているのか、両モデルを詳しく見てみましょう。
ゼンハイザー e 935 と e 945 とは何ででしょうか？
e 945 と e 935 は、業界標準のハンドヘルド型ボーカル用マイクロホンとして広く知られています。それぞれ微妙に異なる方法で自然なオンステージサウンドを実現しています。どちらのマイクロホンもハンドリングノイズが低く、ライブパフォーマンスの過酷さにも耐えられます。e 935 と e9 45 は、世界中で数え切れないほどのボーカリストの手に渡っています。
e 935 と e 945 の共通点
これらのマイクロホンが混同されるのは、似たような外見で同じような用途にパフォーマンスを発揮するからです。また、どちらも頑丈に作られ、ライブ用に音が調整されており、不要なノイズや干渉を軽減します。両者が数え切れないほどのボーカリストとともに、数え切れないほどのステージに立つ理由は簡単です。
頑丈な構造：
パフォーマンスは機材に負担をかけることがありますが、これらのマイクはすぐに使用できます。頑丈な金属製ハウジング素材で作られているため、継続的なツアーでの使用による摩耗や損傷にも耐えることができます。金属製でへこみにくいグリルは、落下や衝撃などの突発的な衝撃にも容易に耐えられます。
ステージに合わせて音を調整：
両マイクロホンは、明瞭度が重要なライブパフォーマンス環境に最適です。異なるスタイルとミックスを対象としていますが、どちらのマイクも、高い音圧レベル（SPL）を歪みなく処理し、ボーカルパフォーマンスの個性とディテールを表現します。
低ノイズ：
パフォーマンス中、ライブ用ハンドヘルド型ボーカルマイクは頻繁に動かされます。そのため e 935 と e 945 は、ハンドリングノイズを最小限に抑えるショックマウントカプセルを採用しています。両マイクロホンは、電気的干渉を低減するハム補正コイルも装備しています。ショーの最中でも、クリーンなオーディオ出力を保証します。
e 935 と e 945 の違い
e 945 と e 935 は同じ目的を持っていますが、それをどのように達成するかが両者の違いです。
それらはどう聴こえるか：
e 935 の高出力、プレゼンス、際立ったアッパーミッドレンジレスポンスは、濃密なミックスの中でボーカルを際立たせます。一方、e 945 は、レスポンスがより滑らかで、ディテールと明瞭さに重点を置いています。バランスの取れたサウンドでボーカルを捉え、声の暖かさと豊かさを強調します。
指向性：
両マイクの最大の違いは指向性にあります。e 935 はカーディオイド型の指向性を持ち、主にマイクロホン正面から音を捉え、側面や背面からの不要な音は除去します。これにより、マイクはステージ上の他の信号からアイソレートされ、優れたフィードバック除去を実現します。また、カーディオイド型ハンドヘルドマイクは、ボーカリストがマイクの正面にいなくても自由に動けるため、最高の結果を得ることができます。
e 945 はスーパーカーディオイド型指向性のハンドヘルド型ダイナミックマイクロホンです。その指向性は、 e 935 よりもさらに狭いピックアップアングルを提供します。これにより、ボーカリストへフォーカスがより高まって、マイクの側面からの不要なかぶり音をさらに除去します。また、ローエンドをわずかに増加させることができ（近接効果）、女性ボーカルに温かみを加えることができます。
アプリケーション：
もしオールラウンドなパフォーマンスに対応したいのであれば、e 935 は万能なマイクロホンです。ロック、ラップ、ポップスからブルース、カントリーまで、幅広いスタイルに対応し、あなたの声を大きく、クリアに、最高の状態で届けることができます。
e 945 は、その自然でスムーズなレスポンスとタイトなスーパーカーディオイドピックアップパターンにより、ジャズ、クラシック、フォークミュージックに好評です。より自然で色付けのないサウンドを求める時に、より適切な選択肢です。また、エネルギッシュな女性ボーカリストがショーを行うのにも最適です。
いつ、どちらを使うべきかを知る
どちらのマイクロホンも様々な音源で優れた結果をもたらしますが、特にライブボーカル向けに優れています。e 935 の高出力とプレゼンスは、パワフルな声を持つ男性シンガーに最適で、カーディオイドパターンのマイクは、最高のサウンドを得るために厳密なマイク技術を必要としません。
e 945 の滑らかな周波数特性とスーパーカーディオイド型の指向性は、繊細な演奏や女性の声のディテールを伝えるのに優れています。そのスーパーカーディオイド型の指向性により、外部音のかぶりを排除します。
あなたに合うのはどちらでしょう？
プロが e 945 や e 935 などのゼンハイザーの マイクを選ぶのには理由があります。市場で最も人気のある ２つのハンドヘルド型ボーカルマイクの一つとなりました。両者には多くの共通点がありますが、異なる指向性と音響特性により、全く異なる用途に使用できます。e 935 は、ミックスに切り込む万能の主力マイクです。しかし、e 945 は、ボーカルの明瞭さとディテールを優先した繊細なパフォーマーです。
どちらが最適なダイナミックマイクかは、あなたのニーズと音質の好み次第です。ボーカルスタイル、演奏する音楽のタイプ、典型的な演奏環境などの要素を考慮して決めてください。ゼンハイザーなら、その望みにぴったり合うものが見つかるはずです。
